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日本の危険な時代錯誤 ~ニューヨーク・タイムズ社説The New York Times

なんといっても、一発で、
見出しが内容を伝えています。
ニッポン国が戦前回帰に向かいつつあることを、
そして国民が危ないと感じているのに
安倍首相は傲慢に切って捨てているさまを、
そして、民主主義とは相容れない国家主義体勢が着々と作られていることを、
伝えています。
ニッポンの実相が、英文で世界に伝わることの意義はとても大きいです。


このニューヨーク・タイムズの社説に警告されるまでもなく、
国民の心配や声に謙虚に耳を傾けてもらって、
軌道を修正して頂きたいと切に願います。
とても叶わないことかもしれませんが。

それでも意思表示はきちんとしておくべきだと思い、こないだのエントリーから一部を再掲します。
 --> こちら
安倍さんは大きな勘違いをされています。
ニッポンをどうしたいかを決めるのは国民であって、国民が決定権者です。
たまたま仕組み上、
国民の代表を国会へ送り込み、代わりに活動してもらっているだけの話であって、
なにもかも好きにやっていいという「白紙委任状」を持たせたわけじゃありません。
代表者はちゃんと公約を掲げて、これこれをやりますとゆって勝たせてもらったわけです。
「当選したらこっちのモノ、好き勝手にやるぜっ!」
という話が通るはずがありません。


Japan's Dangerous Anachronism 日本の危険な時代錯誤
クリック ↓ でニューヨーク・タイムズの社説を開く

NewYorkTimes131216_s.gifNewYorkTimes131216.gif


なお、
機械翻訳では味気ないので、萩原氏のこなれた和訳を末尾に転載させていただきます。--> こちらから
Japan's Dangerous Anachronism
Published: December 16, 2013

The government of Prime Minister Shinzo Abe this month rammed through Parliament a state secrecy law that signals a fundamental alteration of the Japanese understanding of democracy. The law is vaguely worded and very broad, and it will allow government to make secret anything that it finds politically inconvenient. Government officials who leak secrets can be jailed for up to 10 years, and journalists who obtain information in an "inappropriate" manner or even seek information that they do not know is classified can be jailed for up to five years. The law covers national security issues, and it includes espionage and terrorism.

Just before the passage of the law, the secretary general of the governing Liberal Democratic Party, Shigeru Ishiba, likened those legally demonstrating against the state secrecy law to terrorists in his blog on Nov. 29. This callous disregard of freedom of speech greatly raised suspicion of what the Abe government really has in mind. The Japanese public clearly seems to fear that the law will infringe on press freedom and personal liberties. In a public opinion poll conducted by the Kyodo News Agency, 82 percent of respondents said that the law should be repealed or revised.

Mr. Abe is, however, arrogantly dismissive of the public's concerns. "The law does not threaten ordinary life," he said after the law's passage. Showing an alarming ignorance of democracy, Gen Nakatani, a senior member of the Liberal Democratic Party, stated that "the affairs of government are distinct from the affairs of the people."

The law is an integral part of Mr. Abe's crusade to remake Japan into a "beautiful country," which envisions expanded government power over the people and reduced protection for individual rights -- a strong state supported by a patriotic people. His stated goal is to rewrite the nation's Constitution, which was imposed by the United States Army during occupation seven decades ago.

The Liberal Democratic Party's draft constitution, made public in April last year, deletes the existing article on the guarantee of fundamental human rights. It adds that the people must respect the national flag and national anthem. It states, "The people shall be aware that duties and obligations accompany freedoms and rights and shall never violate the public order and public interest." It also says that the prime minister will have the power to declare a state of emergency and suspend ordinary law.

Mr. Abe's aim is to "cast off the postwar regime." Critics in Japan warn that he is seeking to resurrect the pre-1945 state. It is a vision both anachronistic and dangerous.
A version of this editorial appears in print on December 16, 2013, in The International New York Times.


NYタイムズ 2013年12月16日 社説 「日本の危険な時代錯誤」

http://www.nytimes.com/2013/12/16/opinion/japans-dangerous-anachronism.html?smid=tw-share&_r=0

安倍晋三首相の政権は、今月、特定秘密保護法を力ずくで成立させた。これは日本の民主主義理解の根本的な変更を示すものだ。この法律はあいまいな文章で書かれ、きわめて広範囲に適用可能なもので、政府はこの法律によって政治的に不都合なものはなんでも秘密にしてしまうことができるというような法律だ。秘密をリークした政府官僚は最高10年間投獄され、情報を「不適切な」方法で得た、あるいは、秘密と知らずにその情報を得ようとしただけのジャーナリストでも最高5年間の刑に服さなければならない可能性がある。この法律は、スパイ行為とテロリズムを含む国家安全保障に適用される。

法案が議会を通過する直前の11月29日、与党自由民主党の石破茂幹事長は、自身のブログに合法的な抗議活動をテロリズムと結びつけるような記述をした。この無神経な言論の自由の無視は、安倍政権が本当は何を目論んでいるのかという疑いを広く呼び起こした。日本の一般市民は明らかにこの秘密保護法が報道の自由と国民の自由を侵害するのではないかと恐れている。共同通信による世論調査では、回答者の82パーセントがこの法律は廃案または見直されるべきだと答えた。

しかし、安倍首相は、国民の心配を尊大な態度で却下した。法案通過後、安倍氏は「この特定秘密保護法は一般の人々の生活を脅かすものではない」と述べた。自民党のベテラン議員の一人、中谷元は「政府のことと国民のことは別だ」と述べたが、この発言はこの政権が民主主義を無視するという警告音を発している。

この法律は、安倍氏の日本を「美しい国」に変えるという十字軍的使命の一部だ。その先にあるものは国家権力の拡大と個人の自由に対する保護の減少、つまり、愛国者たちに支えられた強い国家である。安倍氏が言うゴールとは、70年前に米軍によって日本占領中にに押し付けられた憲法の改定だ。

昨年4月に発表された自由民主党の憲法改定案では、現行日本国憲法から「基本的人権の保障」条文が削除された。そのかわり、国民は国旗と国歌を尊ばなければならないという条文が付け加えられた。条文には「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚しつつ、常に公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、権利を行使する責務を負う」とある。また、同改憲案には首相に非常事態を宣言し通常法の施行を停止する権限を与えるとしている。

安倍氏の目指すものは「戦後体制からの脱却」である。日本には、安倍氏は戦前戦中の日本を取り戻したいのだと警告する人も複数いる。それは時代錯誤で危険なビジョンだ。

A version of this editorial appears in print on December 16, 2013, in The International New York Times.

日本語訳 @reservologic (萩原一彦)

そういえば、10月29日にも同社の社説に載りました。
◇ ニューヨーク・タイムズ社説: 自由主義とは言えない日本の秘密法案(和訳) Japan's Illiberal Secrecy Law: New York Times editorial (October 29) --> こちら



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リンク先にいかれなかった状態でした。
お詫びして訂正します。
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そもそも国民に主権があることがおかしい。全文はこちら クリックで原寸大
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 安倍さんが最も欲しがっているモノは「国家緊急権」。
その欲しくて堪らなかったモノがもう手に届くところまで来ています。
それを手に入れるには、自民党の憲法草案を通すほかないわけですが、
手段を選ばず、あらゆることを仕掛けて来ることが想定されます。
その国家緊急権は、第九章 緊急事態にやろうと思えば「何でもできる」を織り込んでいます。 --> こちら

つぎの動画ですが、安倍さんのこれまでの言動がヒトラーのそれと見事に符合していることを描いています。
ということだと、これから何が起きるかも想像がつくというものです。
クリック ↓ でYoutubeを開く
hodoStation160318_ss.jpg


 大新聞・テレビが批判をやめた、戦前と同じ。
安倍首相「安保法制は中国が相手、必ずやる!」と戦争を想定--> こちら
たかが個人的な野望なのに、実現するためにはどんなに反対されようが構わず進め、そして国民を戦争へ引き摺り込む・・
 断じて許しません。
戦争法案施行に合わせて日中緊張が仕掛けられ着々と前準備が整えられる。戦争させられるのも時間の問題である。
「ふたたび戦争の歴史になる・・」と2007年安倍一次政権から繰り返し警告してきた。
2005年に決定されたシナリオがいよいよ最終章を迎える、まさに危機的状況となってきた。
殆どの国民が知らないでいるシナリオが、しかも着々と積み上げられてきていることに気付き、そして大声上げて阻止しないと取り返しのつかないことになる。
阿鼻叫喚となる前に・・・

というのは、
アーミテージ・レポート第3弾アーミテージレポート(ブログ) のシナリオ通りに進んでいることでわかるように、アメリカ戦争屋勢力が、ニッポンの外務省と安倍政権(強力な軍事力を持つことで有利になれるという妄想・野望)を利用できるところまで最大限利用しようとしているからだ。
自分から決して先には手をださず、
ニッポンを使って事を起こそうとしている連中の 謀略 はいまだ消えていない。執念深くしかも確実に実行しようとしている。
どんなに時間がかかろうが、システマチックに動いてやり遂げる連中を甘くみたら後悔することになる。
アメリカが仕掛けてきたこれまでの謀略・戦争の数々が教えてくれている。

ふたたび戦争の歴史になる・・
クリックで原寸大
WarHistory3_s.gif


LIBERAL_PARTY_m.gif
自由党(国民の生活が第一)

kokuminSeikatu_s_s.jpgkokuminSeikatu_s.jpg


Appendix

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「お気に入りの音楽」 もくじ

myFavoriteMusic_s.gifmyFavoriteMusic_m.gif

※※ 納得ゆく演奏を取り上げています。高音質なスピーカーや抜けのいい開放型ヘッドフォンでどうぞ ※※

【愛聴盤】ショパン ノックターン 江崎昌子エザキマサコ
MasakoEzakiNocturnes_ss.jpg

録音は最悪で申し訳ありませんが・・・
ショパン ノクターン第20番 嬰ハ短調 「遺作」~ギオルギ・ラッザビゼ
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ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61 ~クライディ・サハチ
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アルネセン マニフィカト ~Arnesen MAGNIFICAT
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