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「ニッポン国内を自由に使わせろ」 ~地位協定が生き続け、未来が奪われている


 朝鮮戦争が1950年6月25日に勃発
矢部氏が指摘されるように、重要な着眼点だろうと思います。
アメリカも参戦したので、踏み台が欲しいわけです。
半島でドンパチやるのに、遠いハワイや一万kmも離れた本土では役に立ちませんから。
近くで物資が補給できるところが欲しいわけです。
ちょうどいい場所があります。
ニッポン。

 ダレスは吉田に持ちかける
「講和条約にサインしてほしいだろう?」
そりゃ、ニッポンとしてはサインは欲しいです。
それで世界の仲間入りができるんですから。

 世界のみんなが「忘れてやるからさぁ、国際社会に戻れよ」
と、いうわけですから、
それを「イヤだと!」いう選択肢は、さすがになかったと思います。

 そこにつけ込んでダレスが仕込む
「ニッポン国内を自由に使わせろ、そしたらサインしてやってもいい。」
と、吉田茂に迫るわけです。

 朝鮮戦争勃発後15ヶ月、
1951年9月8日、サンフランシスコで講和条約にサインが行われました。
実は、この日に2つの大きな出来事がありました。

 ① 講和条約 ・・・これが本体
 ② 日米安全保障条約 ・・・おまけのような扱いですが、むしろこっちが本命だった。(アメリカにとって)

 確かに時系列では①が行われ、その1時間後に②の順となっていて、
なんかまともそうな条約調印手順のように見えます。
果たしてそうだったでしょうか??

 実は②→①の順で見ないとホントのことが見えてこないです。
ダレスのことを少し書いたので、もうおわかりだと思います。

「ニッポン国内を自由に使わせろ」というのは行政協定(地位協定)のこと
でして、それはあくまでも行政協定なので
その根拠となる条約がどうしても必要になります。
それが日米安全保障条約です。
 (その内容ですが、
米にとっては義務が生じるわけでもなく、まぁどうでもいいわけです。)


 その条約に吉田茂にサインさせればしめたものです。
ダレス、すなわちアメリカが欲しがっていたことが全て成就することになるわけですから。
吉田がサインしたら平和条約(講和条約)にサインしてやってもいいと、
講和がエサにされたというわけでした。

 あからさまだった
なんと、講和条約にサインしたその直後(1時間後)に、
吉田茂はサンフランシスコ郊外のプレシディオ陸軍基地に連れ込まれ
当初のシナリオどおりに日米安保条約にサインさせられました。

 日本側が決定的に不利になる日米地位協定ですが、アメリカにとってはどうしてもこれを手に入れたいわけです。
すでに朝鮮戦争がはじまってますから。(~1953年7月27日)

 繰り返しになりますが、
日米地位協定をゲットするにはその根拠となる条約が必要になり、
日米安保というテキトーな条約を用意し、
アメリカにとって最も重要な日米地位協定を安保条約でカモフラージュすることにしました。
(その結果、日本国民の多くは、その本質を知ることもなくきょうまできてしまいました。)

 あの時、
日本としては講和は喉から手が出るくらいに欲しかったので、
米の筋書きどおり、条件を呑むほかなかったことは先に書いたとおりです。
ということで、
 このように、②→①のごとく、逆から辿らないとアメリカがなにを欲していたかが見えてこないです。

 その日米地位協定ですが運用上の見直しは若干ありましたが
その根幹は一字一句変更されることなく、きょうまで厳然として生きており
日本国の未来を奪い、日本国民を苦しみ続けています。
※ちなみにこの地位協定は本体の安保条約が消滅すれば同時に消滅します。
 その親分の方の安保条約は「もう、終りだっ!」と日本国が通告するだけで消滅します。
それが安保条約第十条に書いてあります。
 (ちなみに、日本語も英文の方も共に正文です。)

(第十条 ・・この条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行なわれた後一年で終了する。) --> こちら


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『知ってはいけない──隠された日本支配の構造』矢部宏治
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ご本の中に、端的な挿絵があります。紹介します。

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日本が「基地」も「原発」もやめられないのは「朝鮮戦争」に起源があった!?
 岩上安身による『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』著者・矢部宏治氏インタビュー 2017.8.2
記事公開日:2017.8.4~2018年8月1日まで期間限定


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つぎの動画ですが、安倍さんのこれまでの言動がヒトラーのそれと見事に符合していることを描いています。
ということだと、これから何が起きるかも想像がつくというものです。
クリック ↓ でYoutubeを開く
hodoStation160318_ss.jpg


 大新聞・テレビが批判をやめた、戦前と同じ。
安倍首相「安保法制は中国が相手、必ずやる!」と戦争を想定--> こちら
たかが個人的な野望なのに、実現するためにはどんなに反対されようが構わず進め、そして国民を戦争へ引き摺り込む・・
 断じて許しません。
戦争法案施行に合わせて日中緊張が仕掛けられ着々と前準備が整えられる。戦争させられるのも時間の問題である。
「ふたたび戦争の歴史になる・・」と2007年安倍一次政権から繰り返し警告してきた。
2005年に決定されたシナリオがいよいよ最終章を迎える、まさに危機的状況となってきた。
殆どの国民が知らないでいるシナリオが、しかも着々と積み上げられてきていることに気付き、そして大声上げて阻止しないと取り返しのつかないことになる。
阿鼻叫喚となる前に・・・

というのは、
アーミテージ・レポート第3弾アーミテージレポート(ブログ) のシナリオ通りに進んでいることでわかるように、アメリカ戦争屋勢力が、ニッポンの外務省と安倍政権(強力な軍事力を持つことで有利になれるという妄想・野望)を利用できるところまで最大限利用しようとしているからだ。
自分から決して先には手をださず、
ニッポンを使って事を起こそうとしている連中の 謀略 はいまだ消えていない。執念深くしかも確実に実行しようとしている。
どんなに時間がかかろうが、システマチックに動いてやり遂げる連中を甘くみたら後悔することになる。
アメリカが仕掛けてきたこれまでの謀略・戦争の数々が教えてくれている。

ふたたび戦争の歴史になる・・
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