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デジタルアンプをケースに入れてみる ~PAM8403 の巻 1

これをブリキ缶にいれてみようという話題です。
ちょっと出番がなくなってしまったアンプですが、
とはいえ、生まれて初めてデジタルアンプが発する音を聴き、衝撃を受けた基板なので
裸のままでは扱い難いですし、埃も被るので
例によってブリキ缶にいれてみます。
 イメージは出来上がっているので、あとは加工に入るだけです。
①ボリューム軸、②DCプラグ、③RCAケーブル用、④スピーカーターミナルに繋がるケーブル
が通る穴を開けるだけです。
これら4つの穴が開けば、仕事は終わったも同然です。

 このアンプでは、
USBコネクタなど、基板の後部で位置決めを決定的に左右する部品等がないので、
基板の位置決めの制約の多くが消え、随分楽になります。
 但し、ボリュームの軸が右にくるようにすると基板の天地がひっくり返りますが
その方が位置決めに余裕ができて、却って好都合です。

PAM8403 - Diodes Incorporated  クリックで原寸大
PAM8403_10_s.jpg


PAM8403のブロック図、アプリケーションもみても、
このICではもっとも大きく歪む出力段からのネガティブフィードバックを掛けてないようです。
 ※1. より高音質を狙う高価・高機能なデジタルアンプICでは出力段からも負帰還を掛けているモノもある。
 ※2. モジュレータModulatorの前段ではゲインを調整しなければならないので負帰還がかかっているが
     これを省略することは不可。

【 Block Diagram 】
PAM8403 Filterless 3W Class-D Stereo Audio Amplifier  クリックで原寸大
pam8403_2_3_s.gif


よって、歪率については不利にはなりますが、出力段から負帰還を掛けてない分
音が生き生きしています。これはとても大きな効果です。
各音響メーカーが売り出しているアンプというのは、
商売上「低い歪率」、「広い周波数帯域」を数値として示さないと誰も買ってくれません。
なので、てんこ盛りの負帰還を掛けて低歪率、広帯域に仕上げています。

 ところがこれだと、必然的に音が死んでしまいます。
だいたいが、人の耳で、しかも大した機器も環境もないところで、ぼそぼそと音を出し聞いたところで
0.1%以下の歪みが聞き分けられる人が果たして何人いるだろうか
という現実的な話があるわけです。

 となれば無理に、しかも大量のネガティブフィードバックを掛けて音を殺してしまうより
もともとのビビッドな音を出した方がいいということになります。
さっき述べたように低歪率などの数値にしか目がいかない一般消費者には
そんなアンプを作って売れないので商売になりません。
ですから、そのような機器が製品化されることはあり得ないですが
しかし、音を追求し楽しむに人にとっては、できるだけ原音に近いほうがいいわけです。
ですから、あえて自分でそういう機器を作ったりするわけです。
少々歪みが増えようが、人の耳で聞き分けられないので、そんなのはどうでもいいわけですから。

【 THD+N vs Frequency VDD =5V, RL=8Ω,Gain = 18.5dB 】
4Ωのスピーカーだとさすがに力不足が目立ち歪みが増えますが、価格からは想像できない高性能です。
中域から高域にかけて歪率がやや上がりますが、特段問題にするほどでもないです。

PAM8403 Typical Operating Characteristics (Ta =25°C)   クリックで原寸大
pam8403_2_2_s.gif


【 回路図 】
拝借させてもらいます。こちらから
PAM8403 回路図  クリックで原寸大
PAM8403fig2_s.gif

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