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予知事例なし。聖域とするには杜撰すぎる ~ニッポンの地震研究

【 追記:【上田誠也氏が串田嘉男氏を評価されている 】追記記事
【 追記:【地球惑星科学連合大会】地震前の電離層異常、1993年串田氏が発見、∴既知のデータ 】
【 追記:PDFファイルをHtml化 】

このニュースには違和感を持った。
百歩譲って、科学としてみればこれはこれで一定の評価があってもいい。
が、精度があまりに大雑把であり、感度も鈍い。
おまけに事例が少なすぎて、評価できるレベルとは思えない。

で、「電離層、地震」と、くれば八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏の研究だ。
震源の上空の電離層が変化する現象を初めて捉え、研究を深めていた。
民間人がやれることはたかが知れている。
何千億円と使ってきた大組織と違い、カネはない、モノはない、マンパワーがない・・・、
そんなないないづくしの環境だが、
しかし彼の知は独創的であり深い研究がなされ実績を重ねてきていた。

(※他方、国など大組織は年間約100億円、これまで30年で数千億円。
一説には累積一兆円と言われている。(2008年現在)
ところが、これだけ使ってきたのに、ただの一回も予知実績がない。)


で、「電離層、地震」と、くれば八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏の研究だ。
震源の上空の電離層が変化する現象を初めて捉え、研究を深めていた。
民間人がやれることはたかが知れている。
何千億円と使ってきた大組織と違い、カネはない、モノはない、マンパワーがない・・・、
そんなないないづくしの環境だが、
しかし彼の知は独創的であり深い研究がなされ実績を重ねてきていた。

(※他方、国など大組織は年間約100億円、これまで30年で数千億円。
一説には累積一兆円と言われている。(2008年現在)
ところが、これだけ使ってきたのに、ただの一回も予知実績がない。)


FM電波伝播モニター観測による地震活動予測観測研究 ・・八ヶ岳南麓天文台・串田嘉男
kusidaRiron.gif

ところが、彼の研究を「そんなの科学じゃない!」と叩きまくり、
ついには寄って集って潰すことになってしまったのが
東大を頂点とする地震研究の学者とマスゴミだった。(それぞれ一部は除く)

【 溝上恵・東京大学名誉教授 政府・地震防災対策強化地域判定会前会長が張本人だった 】
mizoueMegumi.jpg
「予知というなら、科学的根拠を示し、地震を起こす断層を特定したうえで公表すべきだ。串田さんの場合、前提となる科学的根拠が明らかでなく何とも言えない」 だの、

「もし予知が可能というなら、科学的な根拠を明らかにした上で、震源地、震源の深さ、断層、ひずみの方向性といった地震像を事前に予告すべきだ。そうでないと占いのたぐいと同じレベルの話にすぎない」 だの、
と、ボロクソ。
惨憺たる有様だった。

結局、串田氏は天文台のサイトも閉じられてしまい、
いまでは関連サイトで7枚のPDFファイルが公開されているのみとなってしまった。
いまでも研究を続けておられるのだろうか。

あの騒動からかれこれ8年、
地震村センセたちは当時のことはすっかり忘れちまったようだ。
さも自分らが発見した手柄のように評価、「地震予知の研究に役立つだろう」と持ち上げている。

 が、串田氏が発見した電離層内での電子の増加現象、
それをあれほどボロクソにゆっておいてそれをちゃっかり自分のものとする節操の無さ。
おまけにその理論では前述のとおりあまりに完成度が低い。

 串田氏は遠くのFM電波が電離層の中で電子密度が高い領域で反射されて来るのを利用する方法であり、
他方、北大日置教授のは
GPS電波が電離層を突き抜けてくるとき電子が増えた場合とそうでない場合の差を検出するという違いがあるが、
ポイントとなる震源の真上で電子密度が高まること(これは串田氏が初めて発見した)を利用することになんら違いはない。
これでは科学者としての品格を疑われると思うが、と要らぬお節介をしてみる。

 で、どうしても自分たちの成果としたければ串田氏の業績を評価しないことには自己矛盾を起こす。
率直に侘びをいれて共同研究を提案するのがいい。
感度といい、精度といい、実用レベルとしてものになる段階にきているから。
大して役に立たないと思うがその補間としてGPS電波も使ったらいい。

次の書き込みは本質を見抜いている。
394 :名無しさん@十一周年:2011/05/28(土) 17:38:58.24 ID:3BbzIaSS0
大地震の何ヶ月も前から震源域の電離層に異常が生じることを発見したのは
八ヶ岳南麓天文台の串田さんね
この名前を忘れるなよ
将来は地震予知のパイオニアとして歴史に名が残るからな

彼はショボい測定器で必死に地震予知の研究をしている
誰か電界強度計を100台プレゼントしてあげてほしい


中日新聞2011年5月28日
chuniti110528.gif
大震災40分前、上空の電子が異常増加 直前予知に有望
 マグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災の発生40分前に、東北地方の上空約300キロにある「電離圏」の電子が異常に増えていたことを、日置(へき)幸介北海道大教授が衛星利用測位システム(GPS)の電波から突き止めた。日本地球惑星科学連合大会で27日に発表した。他の巨大地震でも同じ現象が見られ、地震の直前予知に役立つ可能性がある。

 GPS衛星からの電波は、電離圏で電子の影響を受ける。電子の数が多いほど影響も大きい。日置教授は、国土地理院のGPS記録を大震災の前後について調べた。

 その結果、発生約40分前に震源300~400キロ内の上空で電子が増え始め、最大で1割ほど増加していた。電子は地震発生後すぐ元に戻った。増加の仕組みはまだ分かっていない。

 チリ地震(2010年、M8・8)、スマトラ沖地震(04年、M9・1)、北海道東方沖地震(1994年、M8・2)の直前にも、GPS記録から電子の増加が確認された。

 地震規模が大きいほど増加幅も大きく、M8以下の地震では増加は見られなかった。

 日置教授は「M9級地震の直前予知に有望。GPS記録を使って簡単なソフトで分析できるため、誰でも検証できる」と話す。

 今後は、地震以外で今回のような増加が起きないことを1年かけて確認するという。


北海道新聞20110328
日置幸介・北大教授

大震災40分前 上空の電子急増

    震源地 チリ地震と類似「前兆か」

hekiKosuke_s.gif
 国内最大のマグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災の40分前、震源地上空の電子の量が局地的に増えていたことが、北大理学研究院の日置(へき)幸介教授(地球惑星物理学)の調べで分かった。日置教授は震災後、昨年のチリ地震(M8・8)をはじめ、過去の大地震直前にも同様の現象が起きていることを確認。
 「電子の急増は、巨大地震の前兆の可能性がある」とみている。
日置教授によると、国土地理院の衛星利用測位システム(GPS)観測網のデータを基に、地上約80~500㌔の電気を帯びた空気の層である「電離層」の電子の量を解析した。
 その結果、11日午後2時46分発生の巨大地震から40分余り前の午後2時以降、震源地の三陸沖の上空で、電子の量が通常より2割ほど増えたことが分かった。
 このため、同教授は過去の巨大地震に関してもさかのぼって分析。昨年2月のチリ地震の発生40分前、1994年10月の北海道東方沖地震(M8.2)の発生50分前に、震源地上空の電子が局地的に増える現象をそれぞれ確認した。
 電子が増えた理由について、日置教授は「地震前にわずかな断層のひずみが生じ、そこから放出された電子で地表が広範囲に電気を帯び上空の電子を増やした可能性がある」とみている。
 2003年9月の十勝沖地震(M8・0)では電子の増加はみられなかったことから、「M8を上回る巨大地震の40~50分前に共通して起こる現象ではないか」と推測する。
 日置教授はこうした内容を26日、京都府木津川市で開かれた地震予知研究シンポジウム(国際高等研究所など主催)で発表した。地震発生のメカニズムに詳しい上田誠也東大名誉教授は「電離層での電子の急増が巨大地震の前兆現象だとすれば、興味深い。地震予知の研究に役立つだろう」と期待する。



【地球惑星科学連合大会で話題になったようだが・・・】
地震発生前の電離層異常はすでに1993年に串田氏によって発見されている。
ところが、北大の日置教授のニュースの伝え方もそう、
この地球惑星科学連合大会で「これまでにないデータが得られている」とまで話題になったということは、
串田氏の業績のことが話題になった気配はなかったと見るのが自然だろう。
ということは、串田氏の業績は存在しては不都合、イケナイことになっているのかもしれない。
そして、こぞって無視、ということか。
watanabeJun.gif
地球惑星科学連合大会(2):東日本大震災関連の研究発表はどれもすごいばかり。地震の解析、津波の調査はもちろん、地震発生前の電離層異常や、発生直後の地磁気異常など、これまでにないデータが得られています。 30分前 webから Retweeted by 20 people
cometwatanabe
渡部潤一

Goodbye_mgr110531.gif
大会に関連して串田氏の話題は出たでしょうか http://bit.ly/mTducL @cometwatanabe 震災関連の研究発表はどれもすごいばかり。地震の解析、津波の調査はもちろん、地震発生前の電離層異常や、発生直後の地磁気異常など、これまでにないデータが得られています。 6:12 AM May 31st webから
Goodbye_mgr
Goodbye!

で、返信をいただきました。

cometwatanabe110531.gif
渡部潤一 cometwatanabe

@Goodbye_mgr ちなみに。串田さんが流星電波観測を始めたいというので、当時のアナログペンレコーダー(私物)を差し上げたのは私です。それが地震との関係を見いだされるとは「想定外」でした。私だけでなく上田誠也さんをはじめ評価される方も少なくないです。 1:46 PM May 31st webから

渡部潤一 cometwatanabe
@Goodbye_mgr いえ、私が聞いたほんのわずかの時間内には、聞きませんでしたが、28日開催の未来科学館での電磁気地震前兆研究会の総会で串田氏は講演されています。評価されていると私は思いました。 1:21 PM May 31st webから Goodbye_mgr宛


Goodbye_mgr110531_2.gif

@cometwatanabe Goodbye_mgr 28日未来科学館、電磁気地震前兆研究会総会で串田氏講演情報ありがとうございます。ホッとしました。ペンレコーダーをあげられたとは嬉しい話です。上田誠也氏など評価。総理の指示一つで展望が開けるのに不甲斐ない日本、実現したいですね in reply to cometwatanabe Tue May 31 06:44:41 +0000 2011 via web Goodbye!
@Goodbye_mgr



   ※※ 上田誠也氏が串田嘉男氏を評価されている記事があった --> こちら


【 PDFファイルを順次Html化 】
■ Page 1.
VHF帯域(FM)電波伝搬モニター観測による
地震活動予測観測研究〔地震予報の可能性について〕

 
2005.May.  八ヶ岳南麗天文台 串田嘉男(Yatsugatake South Base Observatory/YOSHIO KUSHIDA

 自然災害の中で最も大きな被害をもたらすものに「地震」がある。地震学の研究者の中には「地震は発生してみて、小さな地震で終わるのか、大きな地震となるのかが決定される。それは神のみぞ知る」などと主張される方もいる。しかし、電波観測などの電磁気学的手法で地震活動との相関を調べてみると、発生する地震に先行した変動が認められ、またその変動を評価した値と発生する地震との間に直線相関が認められる場合も経験される。この事実は、地震発生前に地下で応力変動から微小破壊が生じて、断層が発展していく過程を電磁気学的変動として見ているためである可能性が考えられる。つまり一般的に云う「地震」とは、最初で最後の現象ではなく、微小破壊が発展して断層が形成され、最終的に大破壊が生じ、断層がズレ動いて「揺れる」と云う「結果」と云う現象と言えるのではないだろうか?もし、仮にそうであるならば、断層形成過程を間接的に観察し、最終段階(地震)を事前に指摘する地震予測の作業は、神ががり的な「予知」と云うことではなく、あくまでも「予報」と言えるのではないかと考える。

 私は私立の公開天文台で、流星のFM電波を利用した電波観測中に、地震活動に先行する現象を1993年に発見した。1995年からは、電波観測に現れる特徴的な変動と、地震活動との相関を観測研究してきた。今までの観測研究から、全ての地震が正確に予測できる訳ではないが、ある程度の誤差を含んではいるが、発生内容を事前に推定できる地震活動があることを明らかにしてきた。
 しかし、この現象についてを物理的、定量的に検証説明することはできず、理論的現象解明が不完全である。このことによって、きちんとした科学になっていないとの批判もあり、防災としての地震予測としては採用されていない。確かに理論的解明が重要であることは十二分に理解しており、そのために本観測研究を継続し、様々なデータを蓄積し、学際的な研究に役立てる様に努力している訳であるが、理論的解明には相当の時間を要することが予想される。その間にも被害を生じる大地震が続々と発生する可能性もある。
 本観測法による地震に先行した変動からは、物理的定量的な説明が困難な部分があり、すぐに科学的な解明に貢献できる可能性は低い。しかし、時系列で変動変化が認められる場合があったり、経験則を基に変動を解析することで、発生する地震の領域、規模、時期をある程度推定することが可能であることから、純粋な科学研究とは別に、現在までの地震活動との相関から、経験則が導き出されるのであれば、少しでも地震防災として役立てられないだうか?と考える。科学研究と防災利用の両輪を回しながら進んでいくべきではないかと考えている。

 わずか数十抄で多くの命と財産が失われる地震災害。地変発生の予測ができても、発生する地震を止めることは現状できず、建造物は壊れるであうう。建造物は再建が可能である場合があるが、しかし、一度失われたら二度と元には戻せないものがある。それは「命」である。
 世界でも有数の地震国「日本」。過去にも度々大地震に見舞われている。特に関東周辺は複数のプレートが関係しあい、非常に複雑な構造となっている様で、世界で唯一と言っても過言ではない地震多発地帯と言われている。遅かれ早かれ大地震は発生するであろう。災害にあってから慌てふためく姿は、とても先進国とは言えない。あきらめることが好きなのが日本人の特徴かもしれないが、発生する地震を事前に知ることができれば、いくらでも防災に努めることができ、いつ起こるかわからない地震に怯えることなく、安心して生活できる筈だ。地震予報は最大の防災なのである。できれば現在の天気予報と同様な予報情報が普及することが望まれる。しかし、測地学審議会の「直前地震予知は困難」との見解が一般に広まっており、電磁気学的手法での地震前兆検知観測研究についても殆ど認知されておらず、地震予報があった場合の個々人の対応策や市民レベルでの協力体制、国や行政の対応策も、東海地震以外には考えられてもいないのが現状である。地震予報の実現に向けては、観測研究サイド、情報発信サイド、情報受信サイドで様々な諸問題がある。しかし、確実に「地震予報時代への夜明けは近づいている」のだから、これらの諸問題を皆様も一緒に考えて戴きたいと思う。

■ Page 2.
VHF電波伝搬モニター観測による地殻活動予測 要旨

      ---------- 2005年05月 八ヶ岳南麓天文台 串田嘉男 ----------

【要旨】 通常は直接届かない遠方のFM放送電波が、地震発生前(数日~数ヶ月前)に微弱に受信される現象を1993年に発見した。受信される電波は微弱すぎ音声等に復調できないが、FM受信機のセンターチューニング回路を通すと、地殻活動に先行した特徴的な変動が現れる。この変動を解析することで、発生する地震の領域、規模、時期をある程度事前に予測できる種類の地震活動があることが、1995~2005年の観測研究から明らかとなってきた。本観測法では、センターチューニング回路を通した変動を観測しており、受信電波の「強度変化」「位相変化」「周波数変化」のいずれか又は合成によって変動が出現するため、メカニズムを解明するための直接的な物理的要因を示すことが困難である。但し、最終破壊である地震先生に至るまでの期間、時系列的に変動が変化する様子が観測されるため、発生する地震を事前に指摘する「予報」としては有効利用できる可能性があると思われる。尚、以下は2005.Mayでの認識で、今後の観測で修正も有。

【観測法・システムの概要】 センターチューニングメータを搭載したFM受信機を使用し、見通し距離以遠のFM放送局周波数から100kHz~300kHzの間で必ず離調させ(目標放送局周波数に同調させた場合は地震に先行する変動は出現しない)、センターチューニング回路の電圧出力を記録し、変動を観測する。地震に先行して現る変動の時定数は、数十秒~数時間であるので、当該変動を検出できる記録システムを用いる。

【変動から地震発生までの期間】 本観測法での変動出現と地震活動との相関を調べた結果、早い場合では、地震発生の数日前に変動が出現する場合もあれば、長い場合では数ヶ月を要して地震発生に至る場合もあることが判った。つまり全ての地震で先行現象が一定時期前に出現する訳では無い。(但し、地殻地震の場合は地域毎に、またプレート境界付近、プレート内等の地震種によっては、ある程度の共通期間が認められる。
 歪み速度に依存している可能性も示唆される)

【領域推定の根拠】 放送局電波が放送局から放射され、ある距離離れ、ある電波強度に減衰した領域で地震活動が発生する場合に先行した変動が観測されることが明らかとなった。経験的な近似式と変動による定数、放送局出力等から、変動出現帯領域(ドーナツ型円)が計算され、複数の放送局によるドーナツ型円が作図されれば、全てのドーナツ円の重複等域内に原因領域=震央がある可能性が示唆される。

【規模推定の根拠】 出現する変動の中に連続的な基線のウネリ(PBF=連続BF変動)が現れる場合が多いが、PBFの継続時間計(h)と発生する地震の主震断層長(km)の値が、ほぼ一致する相関が認められる。この経験式を使用する。このとき 断層長(L km)と規模(M)との間に地震学上の経験式であるlog L = 0.5M - 1.8 (e,g,Utsu.1999)を用いると、発生する地震の主震規模を推定できる。

【時期推定の根拠】 変動の初現から地震発生までの期間をTfap、変動極大から発生までをTmap、地震発生前に変動が終息する期間をTpp 等と定義した場合、Tfap:Tmap=20:13 Tfap:Tpp=6:1 等の時間比率経験則が認められる。その他にも変動変化からの多数の経験則が認められる。これらの時間変化比率経験則は全てが現れる訳ではないが、いずれかの経験則が成り立つ場合が多く、変動の出現から終息までの時間変化を観測することで、発生時期を推定する。

■ Page 3
FM電波伝搬(センターチュー二ング法)モニター観測による地殻活動前兆検知

               Earthquake Forecast by Radio Observation in The VHF Band
2005.

【はじめに】
  1993年にFM電波による流星観測実施中に地殻活動に先行する変動現象を発見し、1995年の兵庫県南部地震以降、観測研究を本格化した。2003年までに著したPHP新書「地震予報に挑む」をはじめ、日経サイエンス「地震予知の可能性 2001.11月号」、丸善パリティ編集委員会編「地震の科学」、理化学研究所「理研レピュー1998No.19」、大気電気学会論文集2002.Sep. 等に於いて、本観測法での地震前兆変動は、基線が揺らぐBF変動(一部ではCD変動と記述)と 基線幅が増大するBT変動であり、BF変動は目標放送局と受信観測点間の領域で地震が発生する場合に、前兆変動が観測されるとしてきた。しかし、2004年末までの観測研究から、本観測法に於ける主たる地震前兆変動は、基線に連続的に現れる周期的なウネリ変動である「連続BF=PBF」変動であり、当該変動は目標FM放送局の出力に応じて、放送局位置からドーナツ型領域での地殻活動に先行して変動が出現すること等が明らかとなってきた。BF変動(CD変動)は、このPBF変動が良好に検知できない場合の変動であることが明らかとなった。先の論文、一般書をお読みの方には、混乱を招く恐れがあるため、ここに深くお詫び申し上げる。また、M5±以上規模の地震活動の場合には、変動形態が、①基線の振動がなくなる「特異状態」②PBF(BF)変動(③BT変動と時系列変化をする場合があること等も明らかとなってきた。観測研究開始から本年で10年となるが、少しづつ現象が明らかとなってきた。しかしまだ相関が完全ではなく、今後の継続的な観測研究が必要であると共に学際的な観測研究による、メカニズムの解明も重要である。

【観測システム】
  本観測法のシステムは、基本的には天文学でのFRO,FM電波による流星観測のセンターチューニング法と同様である。
 受信観測点と、見通し距離以遠にあるFM放送局で、ひとつの観測系が成り立つ。受信観測点では、天頂方向に向けたFMアンテナとセンターチューニング回路を搭載したFM受信機を用意し、センターチューニング回路の電圧出力を記録し、変動を観察する。このとき、地震発生前に出現する変動形態によって、目標FM放送局の周波数に対し、受信機の設定周波数を100kHzから300Hzの間で、オフセットして設定する必要があり、必ず目標放送局の周波数に対し離調した周波数設定が必要である。変動は数十秒から数時間の時定数で現れる為、これらの変動が検出できる様な記録システムが必要である。
 主たる前兆変動であるPBF変動は、100w以上、1kw以下の目標放送局出力で良好に出現する。下図の目標放送局は主な100w以上1kw以下出力放送局位置を示したものである。
地震前兆変動出現検知領域は、各放送局から出力に応じた一定距鎚のドーナツ領域帯となるため、受信観測点の位置や数は重要ではない。現在は八ヶ岳南麓のセンターを中心に、北海道中川町(北大との共同)、秋田県山内村、高知県須崎市の計4ヶ所に受信削り点を設置し、計45基の観測装置で24時間観測記録を続けている。
・・・ 図-1)観測システム概略図 ・・・
Fig1.gif

・・・ 図-2)現在の受信観測地点 ・・・
Fig2.gif

・・・ 図-3)100w以上 1kw以下の目標放送局 ・・・
Fig3.gif

【本観測法に於ける地震前兆変動の種類と時系列出現変化模式図】
  本観測法に於ける主な地震前兆変動は、
    ①基線が振動がなくなり糸状態となる特異状態
    ②基線に連続的ウネリが現れる連続BF(PBF)
    ③基線幅が増大するBT
 の3種である。規模の大きな地震の場合、これら3種の変動が右模式図の様な時系列で出現する場合が多く、各出現時期の比率関係として、Tfam:Tmap≒1:1 Tfap:Tmap=20:13
 Tmap:Tpp=3.9:1 Tmap:Tps=3.1~4:l等の経験則のいずれがが成り立つ場合が多く、発生時期推定の根拠とできる。
  また、各変動種によって日標放選局出力(Pkw)による目標放送局からの変動出現ドーナツ帯の半径Dkmは(D/R)2=√pで与えられる緩験を得ている。Rの値は、先行特異=0~270 極大特異=0~340 PBF=340~630 BT-1=350~700 BT-2=180~700 等の近似値が得られており、複数モニターに各種変動出現が観測されればドーナツ円の重複領域内が推定活動領域となる。

・・・ 図-4)地震前兆変動の種類と時系列出現変化模式図 ・・・
Fig4.gif

■ Page 4. to be continued・・・
これ以降はページが重くなるので別サイトで掲載の予定。
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