定格が12V2A、5V2Aとなっています。12Vが定格通りに2A流せれば問題ありません。
昔の巨大な5インチハードディスクでもなければ、12V2Aもあれば十分にモーターを回せるからです。。
ということで、
一番問題となるのが、12V供給能力が十分になく、電圧が降下してスピンドルが回せないというトラブルです。
名もないメーカーのACアダプタだと銘板のスペックがアテにならない事例が多いです。
このアダプターはKGCOMP、加賀電子100%出資の子会社が製造しています。生産は中国。
但し、使っている電解コンデンサーなど主要部品は豪華に日本製なので信頼性では心配ないです。
スピンドルモーターを回すにはなんの問題もないですが、
ただ、無負荷時でも結構な発熱があります。
かち割って調べたところ、簡易型の同期整流を採用していることがわかりました。
なるほど、といったところです。
一般的なショットキーダイオードやファーストリカバリーダイオードでもなく
パワーMOSFETをダイオードの替わりに使っています。
同期整流の欠点は低負荷時の効率が悪いことです。
発熱は避けられないのでいつも一定の負荷がある用途なら、相対的に問題になりませんが
このアダプタがどんな機器で使われていたか?
どこのメーカーかは不明ですが、おそらくハードディスクの電源として使われていたと想像しています。
【改造】 さっそく、改造します。
というのはこのアダプタのDINコネクタのピンアサインがこれまた特殊でして、とってもヤラシイです。
「他では使わせないぞ」という強烈なメッセージが溢れています。
一般的なピンアサインの外付けハードディスクにはピンアサインが違うのでそのままでは流用できません。
ということなので、
未練を断ち切るべく、バッサリとコネクタ部分を切断しました。
代わりにMOLEX 4Pinコネクタに付け替えました。
これで用途がグ~ンと広がり、ハッピーになれます。
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