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失敗を認めさせないと、さらに傷口が深くなる ~アベノミクス「すでに失敗している」 

スティーン・ヤコブセン/サクソバンクCIO
Steen Jakobsen
Chief Economist & CIO Saxo Bank
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 TVワイドショーが連日、安倍首相を持ち上げ、プロパガンダで国民を惑わし続けた「アベノミクス」でした。
もちろん情報いっぱい持っている大新聞・TV各局ですから、
彼らが「真相がわからなかった、知らなかった」ということはあり得ません。
 NHKを筆頭に大新聞、TV各局が機密費という領収書のいらないカネによって、「飲み食い」で飼い慣らされ、
政権の誤用新聞・誤用放送局に堕落してしまって久しいです・・・・。

 そこに安住の地を見つけた新聞TVなので、決して政権を批判することはありません。
常にお上の意を汲んで忠実に振る舞うことは、いまも忘れていません。
そして「アベノミクス」も、安部首相がいわなくなったことに合わせて、口にチャックとなりました。

 報道機関として、このほどの身勝手はありません。
破廉恥きわまりないと批判しておきます。
安部首相は、専門家の警告や批判「出口がないぞ、どうすんだ!?」を無視して、
我欲を満たすため株価を操作してつり上げ、
そこに国民の大事な、だ~いじな虎の子である年金資金を突っ込み溶かしてしまいました。
すでに10兆円規模、これからさらに、いくらに膨らむか想像もつきません。
これらを全額トリモロスことは不可能であろうほどの巨額です。

国民の年金 崩壊寸前 GPIF 10兆円損失と
ジャンク債購入の大バクチ

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 これだけでも重罪です。
「市中引き回し、終生遠島」を言い渡されても甘んじて受けるほかありません。
溶かされたカネだけでは済まない、取り返しがつかないリスクがいまだ隠れています。

 「間違った政策がうまくいく道理がない」と、2013年以来、繰り返し指摘してきました。
「2015年までに2%のインフレを起こす」とぶち上げたのが、2013年4月4日。
黒だ日銀が異次元緩和を自信ありげに宣いました。
 給料を上げるまえに物価を上げるなんて、トンデモナイ、順序が逆。
そんなのは政策でも何でもないと批判してきました。 

 アベノミクスがぶち上がられ、まもなく3年が経とうとしている今、
2%どころか、インフレとは逆の方向で金利は下がり続けています。
金融ではデフレ解消は不可能だと野口悠紀雄氏は警告していました。そして国債暴落も。
2013年1月26日でした。末尾に再掲しておきます。
悲惨なことですが、その見立てどおり事態が進んでいます。

長期金利の指標となる国債の推移
新発10年国債【過去10年分の推移】
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http://jp.reuters.com/article/2015/11/17/saxobank-cio-interview-idJPKCN0T61WG20151117?pageNumber=1

インタビュー:アベノミクスは失敗、必要なのは円高=サクソバンクCIO

Steen Jakobsen
Chief Economist & CIO
Saxo Bank
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[東京 17日 ロイター] - デンマークの投資銀行サクソバンクのスティーン・ヤコブセン最高運用責任者(CIO)は17日、ロイターとのインタビューで、安倍晋三首相の経済政策であるアベノミクスについて「すでに失敗している」と述べ、日本には円高が必要だとの見解を示した。また、日本企業は為替を言い訳に改革を怠っていると指摘し、利益の増加や生産性の向上などに努めるべきだと主張した。
コペンハーゲンに本拠を置くデリバティブ取引の世界的大手で、毎年末に発表する向こう1年の金融市場に関する「大胆予測」でも知られる同行だが、ヤコブセン氏はチーフ・エコノミストとしてその予測の責任者も務めている。

インタビューは同氏が来日した17日に東京で行った。概要は以下の通り。

――日本経済の現状をどうみるか。

「アベノミクスは失敗に終わったと思う。(「アベノミクス2.0」として打ち出された)新三本の矢は、もはや矢ではない。構造改革はどこに行ったのか」
「中央銀行が低金利政策をこれ以上継続しても効果がないことは政策担当者や学識者も認めるところだ。むしろ財政政策に対する負の影響が上回っているのが現状。
だからこそ日銀も追加金融緩和に踏み切っていない」
「日本の公的債務の対国内総生産(GDP)比はすでに高く、日銀も政府も、本来すべき減税ができず板挟み状態になっている。
「日銀のバランスシートは今も拡大しているが、拡大のペース自体は鈍化した。その傾向は今後さらに強まるとみている」


――為替について。

「ドル円相場の上昇に伴い資産価格は上昇してきたが、それも最終局面に差しかかっている。一時的に130円まで上昇する可能性はあるものの、1年後にはドルが下落し、2年後にはさらに一段のドル安が進むとみている」
「ドル下落は、私が2016年に起きると考える変化だ。ドル安になれば、コモディティ価格は安定し、新興国市場の投資意欲は高まり、ひいては日米欧の輸出セクターへの追い風となり、世界経済の成長に寄与するだろう」
「もし私の予想が外れて来年ドル高が進むなら、世界経済は減速してデフレに直面し、新興国市場はさらなる危機に瀕するだろう」


――日本に求められることは。

「私は、日本に必要なのは円高だと確信している。
日本は今年を振り返り、低金利、エネルギー安、円安の1年の末にリセッション(景気後退)に陥ったという現実を見つめるべきだ(16日発表の7─9月期GDPが2四半期連続でマイナスとなり、欧米の定義ではリセッション入りとされる)。
円安は資産価格を人為的に上昇させはするが、それは長期的かつ継続的な企業の収益力強化や生産性向上に基づくものではなく、日本経済の問題の解決策とはならない」
「通貨安政策を取ることは、いわば他国に負担を負わせて時間稼ぎをしているにすぎない。日本は本当にすべきことを見失った結果、国内企業の設備投資は落ち込み、日本の競争力を大いに弱めた。
円安の恩恵を受けるのは主に輸出企業だが、同セクターがGDPに占める割合は減少傾向にある。一方で、輸入価格の上昇により多くの日本人の可処分所得は減っている」
「日本にはモーニングコールが必要だ。長い眠りから呼び覚まされなくてはならない。それができるのは円高だと思う。
日本企業はかつては円高、今は円安を盾に使って十分な改革を進めず、政府や取引先企業との近過ぎる関係を解消しないでいる。
しかし為替は言い訳にすぎない。問題は円ではなく、イノベーションやガバナンス、収益構造の改革、経済が政府の強過ぎる影響力から脱することができるかなのだ」


*カテゴリーを追加しました。
(インタビュアー:植竹 知子 編集:高木 匠)

10年間の金利の推移
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野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能
【再掲】
 ■ まやかしのアホノミクス ~2%インフレが制御不能に・・・ (((( ;゚Д゚))) --> こちら
野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能
インフレ目標2%は達成不可能 2 | コタツ評論」から一部転載
野口:  ・・・
少なくとも巨額の財政赤字から抜け出せない政府は、インフレを求めていますね、あるいはこういう状況の中で、赤字が増えるから財政ができない、政治家は財政を増やして人気取りをしたいですから、その制約はぜひとも外したいですね。で、インフレを求めている人は世の中に大勢いますね。負担を負うのは国民です

神保: ひじょうに初歩的な質問で、どういう形で国民に負担という形で返ってくるんですか

野口: 定期預金がチャラになるんです。これは日本国民は終戦直後に経験したことですよ。終戦直後に、基本的にいまと同じようなことが起きて、インフレが起きたんです。物価が120倍くらいになったんですね。で、戦時中に戦時国債をたくさん買わされましたね。この国債が紙切れになったわけですね。そのことがまた起こるということです

神保: それはハイパーインフレ

野口: ハイパーではないですね、ハイパーってのは一兆倍とかそういうことですからね。日本の場合、100倍くらいですからね、100倍でもね、100円が1円に、100万円が1万円になるのは、大変なことですよ

神保: いまの100倍なんていう可能性とか危険性はどれくらい現実的なものとして、われわれが考えなきゃいけないんでしょうか

野口: それはどの程度の国債を発行するか、どの程度財政支出を増やすかによりますね、どの程度というのはいえません。何をやるかによります。ただし、終戦直後と違うところは何かといいますと、いまは資本取引、国際的な資本取引が自由になっているということですよ。その結果、何が起こるかというと、日本でインフレが起こると予想したら、日本の資本は海外に逃げ出すということです。これをキャピタル・フライトといいますが、キャピタル・フライトをするとなるとそれは円を売るということですから、円安になりますね。円安になって輸入物価が上がりますね。ですから、国内のインフレが加速されますね。そういうことになって、コントロールできなくなる可能性がひじょうに強いですね。つまり、日銀引き受けを認める、日銀の独立性を破るってのは、そういう危険に日本を晒すってことです。だから、それゆえにひじょうに重大な問題なんです

神保: で、いまの話は、自民党の三本の矢といっているけれども、実際は三本めの矢は実際はほとんどまだ出てきていない感じで、成長戦略とか規制緩和とか出ていうないので、じつは財政出動だということなんですか、これは

野口: 財政出動はすでに決めたわけですね、で、財政出動をやると国債は増えますね、金利が上がりますね、金利が上がると問題なので日銀が買うと

神保: すると結局は、財政出動を中心に据えた、でまあそれをちょっと金融緩和という

野口: それをスムーズに行うために金融緩和をやるわけですね。だけど、財政出動のために国債を買うのが目的だというと批判が集まるから、だから物価を上げるんだといってるんですね。だからそれはまやかしの目的です

野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能
クリック ↓ でYoutubeを開く  野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能

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このビデオをすべて文字に興された大変な労作があります。ご紹介します。
 ◇ インフレ目標2%は達成不可能 1 | コタツ評論
 ◇ インフレ目標2%は達成不可能 2 | コタツ評論

【再掲】
こちらより
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アベノミクスの根源的な矛盾

黒田日銀は、
「金利を下げて、インフレを起こす」と宣言した。
黒田日銀総裁が異次元の金融緩和を宣言した。
金融緩和とは、日銀が国債を買い入れること。
なので、実際に金融機関から国債を買い上げた。金利が下がるはずだった。
ここでいう金利とは長期金利のこと。
短期金利より通常高め。
ところが、
日銀の思惑とは逆に、
大量の国債を持っている大手金融機関は、これからインフレがやってくると判断。日銀がそうするとゆってるので誰もがそう思う。
そうなれば、手持ちの国債が目減りしてしまうので、「さぁ大変!」
「売らなきゃ!」」
となる。そして各社が一斉に売り始めた。
国債が市場に溢れることになり、必然的に国債の値段が下がる。そもそも国債の金利というのは固定。
国債の値段が下がると、確定されてた利払いに見合って金利が上がらないと勘定が合わない。なので、金利が上がることになる。「国債の値段が下がれば、金利が上がる」がこの意味
その結果、住宅ローン・企業への貸出金利が上がり、株暴落、など散々なことが起きた。
日銀が描く2つのシナリオ
①国債を買入れ、長期金利の下げたい(1年間につき70兆円買入れ)
 日銀は、需要が増えれば価格は上がり
 金利は下がるはずだ、と思い込んだ?
②銀行が貸出をしてくれるよう期待。従前のように国債買って運用じゃなくて。
 インフレを目指すんだから市場も呼応してくれよ、と期待。

金利上げたいの、下げたいの、どっち!?
アベノミクスにはこのような根源的な矛盾が横たわっている。
「金利を下げてインフレを起こす」と、宣言した途端に金利が上がってしまい、トホホな状況(上図参照) 
日本経済の全体をみれば、目論みどおりの状況にはなっておらず矛盾を抱えたままの行く先が、懸念される・・・

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【ときどきのメッセージ】
本命は緊急事態条項、次が9条第3項新設
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そもそも国民に主権があることがおかしい。全文はこちら クリックで原寸大
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 安倍さんが最も欲しがっているモノは「国家緊急権」。
その欲しくて堪らなかったモノがもう手に届くところまで来ています。
それを手に入れるには、自民党の憲法草案を通すほかないわけですが、
手段を選ばず、あらゆることを仕掛けて来ることが想定されます。
その国家緊急権は、第九章 緊急事態にやろうと思えば「何でもできる」を織り込んでいます。 --> こちら

つぎの動画ですが、安倍さんのこれまでの言動がヒトラーのそれと見事に符合していることを描いています。
ということだと、これから何が起きるかも想像がつくというものです。
クリック ↓ でYoutubeを開く
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 大新聞・テレビが批判をやめた、戦前と同じ。
安倍首相「安保法制は中国が相手、必ずやる!」と戦争を想定--> こちら
たかが個人的な野望なのに、実現するためにはどんなに反対されようが構わず進め、そして国民を戦争へ引き摺り込む・・
 断じて許しません。
戦争法案施行に合わせて日中緊張が仕掛けられ着々と前準備が整えられる。戦争させられるのも時間の問題である。
「ふたたび戦争の歴史になる・・」と2007年安倍一次政権から繰り返し警告してきた。
2005年に決定されたシナリオがいよいよ最終章を迎える、まさに危機的状況となってきた。
殆どの国民が知らないでいるシナリオが、しかも着々と積み上げられてきていることに気付き、そして大声上げて阻止しないと取り返しのつかないことになる。
阿鼻叫喚となる前に・・・

というのは、
アーミテージ・レポート第3弾アーミテージレポート(ブログ) のシナリオ通りに進んでいることでわかるように、アメリカ戦争屋勢力が、ニッポンの外務省と安倍政権(強力な軍事力を持つことで有利になれるという妄想・野望)を利用できるところまで最大限利用しようとしているからだ。
自分から決して先には手をださず、
ニッポンを使って事を起こそうとしている連中の 謀略 はいまだ消えていない。執念深くしかも確実に実行しようとしている。
どんなに時間がかかろうが、システマチックに動いてやり遂げる連中を甘くみたら後悔することになる。
アメリカが仕掛けてきたこれまでの謀略・戦争の数々が教えてくれている。

ふたたび戦争の歴史になる・・
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自由党(国民の生活が第一)

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Appendix

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「お気に入りの音楽」 もくじ

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※※ 納得ゆく演奏を取り上げています。高音質なスピーカーや抜けのいい開放型ヘッドフォンでどうぞ ※※

【愛聴盤】ショパン ノックターン 江崎昌子エザキマサコ
MasakoEzakiNocturnes_ss.jpg

録音は最悪で申し訳ありませんが・・・
ショパン ノクターン第20番 嬰ハ短調 「遺作」~ギオルギ・ラッザビゼ
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ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61 ~クライディ・サハチ
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アルネセン マニフィカト ~Arnesen MAGNIFICAT
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チャイコフスキー第6番"悲愴"チョン・ミョンフン
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マリ・サミュエルセン ヴィバルディ四季~夏
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八神純子 DAWN
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ブラームス交響曲第一番 スタニスラフ・フランクフルト放送交響楽団
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ベートーヴェン「月光」ネルソン・フレイレ
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ポールポッツ Paul Potts・La Prima Volta
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ユジャ・ワン グルック・メロディー(ズガンバーティ編)
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ミルシア La Vergine degli Angeli
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ミルシアMirusia ソルヴェイグの歌
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Ave Maria ミルシアMirusia
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ラブ・シュープリーム - 八神純子
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ミルシアMirusia ショパン別れの曲
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「約束」 ~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯

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