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わざわざ巻き込まれる仕組みに変更した戦争支援法制 ~9分9厘、強行採決だろう

論説主幹がコンパクトに書いているが、2つ気になる。
 言論統制がすでに機能していることの現れか、それとも政権の意を汲んで慮ってのことか?
 どちらにせよ、電通に営業面でガチッと首根っこ掴まれているので、この程度に止めておくのが無難だろう。

 1.復興させるのは戦勝国の務めであって、日本が有難がる必要はない。
復興の裏で支配力を強め、属国化、植民地化した事実を取り上げないのは読者の誤解を招いてしまう恐れがあるのでマズイ。
 (破壊尽くしたドイツや周辺国を復興させなくてはならない米国はマーシャル・プランを、同様にニッポンに対してはガリオア・「占領地域救済政府資金」無償援助、エロア「占領地域経済復興資金」無利子長期供与などを)
 2.日米同盟・・・とサラッと流しているが軍事同盟そのものであり、自動的に参戦する義務があることをキチッと国民読者に説明しないとイケナイ。
自ら戦闘できる法案を通しておきながら、しかも切れ目なくなんでもやると米議会で演説をぶっておきながら、
「アレはヤダ、あすこの戦場にはいかない」とダダを捏ねる自由はそもそも許されていない。
これが軍事同盟の本質。

これまでは憲法9条が厳然として機能しており、米国も日本国憲法を無視してまで戦闘を強要することは
いくら軍事同盟を結んでいたとしても、さすがにできなかった。論理的に不可だった、ただそれだけのことだった。
それが、戦争支援法案を通し、かつ、憲法にも抵触しないと首相が強弁すれば、
アメリカの強要を撥ね退けるモノは、すべて消滅する。
首相はニッポンが主体性をもって・・・などと寝言をゆっているが
「あれもイヤ、これもヤダ」とゆったところで『自分からできるようにしておいて何いってる。さっさと行けっ!』
と、ドヤされるがオチである。
それが嫌なら、最大譲って当初の「日米安全保障条約」だけにとどめておくべきだったし、
その条約を実質骨抜きにし、「2+2」の場でそれを上回る内容に繰り返してサインさせられてきた外務・防衛の両大臣と歴代の自民党政権の責任を厳しく追及しなければならない。
時間が経ち過ぎて後の祭りとなってしまっているが、いまからでもまだ間に合うので取り上げた。
このような重大事を多くの国民が知らずににいるので・・・。

【追記】
1年半ほど前のエントリーから一部再掲
 ■ 帝国憲法のもとでは戦争の歴史だった ~安倍政権で再び悪夢が --> こちら
ふたたび戦争の歴史になる・・ 
クリックで原寸大
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戦後六十年余、どうにか戦争を仕掛けずに来れた。
アメリカの要求と圧力を、憲法9条を盾に、のらりくらりと躱しながらやってきた。
戦争ができる法体制を作らされながらも、なんとかやってきた。
ところが、2013参院選後、想定通り、安倍政権が暴走し出した。
もはや手がつけられない領域に突入している。
最大の危機・恐怖は集団的自衛権が行使できるように解釈を変えようと動き出したことだ。
それとセットになる「何もかも秘密にする秘密保護法」
戦前の軍機保護法、治安維持法の焼き直しである。
実はこのストーリー、8年も前に決定されていた。
テレビ新聞も取り上げなかったので殆どの国民が知らずにいる。怖ろしいことだ。

「日米同盟」にバトンタッチ、軍事同盟に変質したことを知らない!
2005年10月29日、日米安全保障条約が実質無力化させられた。
破棄にも勝る行政文書が交わされ、条約は死んだも同然となった。

「2+2」日米安全保障協議委員会2005.10.29
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日米安全保障協議委員会「2+2」平成17年10月29日(土)ワシントン現地時間
(左から)町村信孝(まちむらのぶたか)外相、ライス米国務長官、ラムズフェルド米国防長官、大野功統(おおの よしのり)防衛庁長官

何が変質?
① 世界の隅々までが行動範囲に! これで地域限定が消滅。
  日米安保では「極東地域」に限定されているが・・。
② 武力行使が最前面に! これが日米共通戦略となった。必然的・強制的にニッポンが引き摺り込まれることになる。 
  日米安保では「主権の尊重」であり「武力行使の抑制」であるが、尽く無視されることになる・・・。

1995年2月ナイ・イニシアティブから始まりました。いわゆる安保再定義、日米同盟再定義。
国会に掛けることなく実質的な日米安保条約の改定を繰り返してきました。
日米同盟と名を変え、名実共に軍事同盟に変質したその肝はこの2つ、決定的に変質した。
「日米同盟:未来のための変革と再編(仮訳)現行の日米安全保障条約では・・・
世界のどこへでも、に広げられた。-->限定が撤廃された!「極東地域」にきっちり限定されている。
武力行使が最前面に!!でてきた。「日米共通の戦略」として。
-->必然的にニッポンもやらされる。その為の軍事同盟だから。
国連憲章を重視している。その概念は「主権の尊重」であり「武力行使の抑制」である。
無茶できないようにキッチリ歯止めが掛けられている。

で、140文字でまとめると、こうなります。

※※ 「国際平和支援法」は文字化してアップしてあります。
   --> こちら
それと、もう1本の「平和安全法制整備法」はゴチャゴチャしすぎで手間取っています。
この2つの法案にすべて含まれています。ともに正式名称が長すぎるのでこのように通称で呼称しています。

中日新聞2015年5月26日 朝刊①面トップ
クリックで原寸大
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衆院本会議あすから特別委
 後半国会最大の焦点となる安全保障関連法案は二十六日の衆院本会議で審議入りする。衆院平和安全法制特別委員会は二十五日の理事懇談会で二十七、二十八両日に安倍普三首相が出席して実質審議をスタートさせる日程を決めた。浜田靖一委員長(自民党)は「強行(採決)するつもりは全くない」と野党側に説明し、審議を尽くす考えを表明した。=首相発言を追及②面

 法案は、国際紛争に対処する他国軍の後方支援を随時可能とする新法「国際平和支援法案」と、自衛隊法など改正十法案を一括した「平和安全法制整備法案」の二本。
 二十六日の衆院本会議では自民党の稲田朋美政調会長、民主党の枝野幸男幹事長、共産党の志位和夫委員長らが登壇。首相に法整備の必要性や海外での武力行使などの見解を問う。維新、公明両党も質問に立つ。

 特別委の理事懇談会で民主党の長妻昭代表代行は、夏までに成立させるとした首相の発言を取り上げ「強行するつもりなのではないか」と与党側を追及した。
浜田氏は強行の意図を否定し「十分、丁寧に審議したい」と強調した。
 与野党はこれを受け、原則週三日のペースで審議する方針で一致。二十九日は首相が出席しない一般質疑とし、六月一日に首相出席による集中審議を行う日程にも合意した。
 与党側は当初、審議促進のため冒頭の首相出席を二十七、二十八両日の二日間に限る案を示した。野党側ば不十分だとして三日間の首相出席を主張し、最終的に一般質疑を挟む日程で折り合った。
 特別委に常時出席する閣僚は、与党側の提案通り中谷元・防衛相と岸田文雄外相の二人で決着した。
5月26日 衆院本会議で審議入り
 27日 衆院特別委員会で実質審議入り
    特別委審議 週3日程度審議
6月24日 国会会期末 会期を1カ月超延長?
  下旬 法案が衆院通過? 与党は特別委で80時間程度の審議を想定。野党は拙速な議論を批判
  参院審議
7月下旬~8月上旬 成立? 野党は出口ありきの政権の姿勢に反発

平和主義を守ろう 論説主幹 深田実

 いわゆる安保法案の国会審議がいよいよ始まる。二つのことを指摘したい。
一つめは、日本はやはり平和主義を守りねばならぬということだ。
 戦後日本はアメリカの平和を受け入れ、頼ってもきた。繁栄も享受した。同時に先の大戦の反省を踏まえ、世界に誘ってもいい平和主義を築いてきた。
 安保法案とは、要するに自衛隊を限りなく戦場に近い場所へ送り出すということだ。戦闘に巻き込まれるかもしれず、戦闘になる恐れがあり、戦後七十年かけて培った平和主義が崩れるかもしれない、ということだ。やすやすと受け入れるわけにはゆかない。
 平和とは、戦争とちがって目立たないものである。
平時はニュースになりにくい。しかし振り返れば、日本のアジアや中東諸国への経済支援は群を抜いていた。貧困撲減と教育普及は軍事に劣らぬ力でもある。
私たちは非軍事的貢献の大きさをもっと自覚してもいいのではないか。
 日本は米同盟国ではあるが、なお一般に中立的国家という印象をもたれている。アジアの一員でもある。アメリカの手足となるより紛争対象との懸け橋となるべきだろう。世界貢献には日本なりの仕方がある。専守防衛からもし踏み出すなら、得るよりも失うものの方が大きいだろう。
 二つめは、国会の役割である。
 国会は、憲法にいう「全国民を代表する」機関である。原理的には国民意思の公正かつ忠実な反映でなくてはならない。しかるに世論調査などでは、今国会での安保法案成立について賛成よりも反対の方がかなり多い。
 議員は、特定の問題について選挙の投票で選ばれたわけではない。問題が重大なほど選挙民の声を聞き、考え、行動せねばならない。
 法案の審議はもちろん尽くされねばならない。国民はしっかりと見ている。是とするか、非とするか。
 平和主義を重く見るのなら、今国会で決める必要はないし、出直してもいいのである。

【カテゴリ_戦争の歴史だった】
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 ■ あけましておめでとうございます ~大東亞戰爭に破れ70回目の新年 --> こちら
 ■ ここらで踏み込んだ話を・・・ ~「島津論文 --> こちら
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【ときどきのメッセージ】
本命は緊急事態条項、次が9条第3項新設
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そもそも国民に主権があることがおかしい。全文はこちら クリックで原寸大
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 安倍さんが最も欲しがっているモノは「国家緊急権」。
その欲しくて堪らなかったモノがもう手に届くところまで来ています。
それを手に入れるには、自民党の憲法草案を通すほかないわけですが、
手段を選ばず、あらゆることを仕掛けて来ることが想定されます。
その国家緊急権は、第九章 緊急事態にやろうと思えば「何でもできる」を織り込んでいます。 --> こちら

つぎの動画ですが、安倍さんのこれまでの言動がヒトラーのそれと見事に符合していることを描いています。
ということだと、これから何が起きるかも想像がつくというものです。
クリック ↓ でYoutubeを開く
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 大新聞・テレビが批判をやめた、戦前と同じ。
安倍首相「安保法制は中国が相手、必ずやる!」と戦争を想定--> こちら
たかが個人的な野望なのに、実現するためにはどんなに反対されようが構わず進め、そして国民を戦争へ引き摺り込む・・
 断じて許しません。
戦争法案施行に合わせて日中緊張が仕掛けられ着々と前準備が整えられる。戦争させられるのも時間の問題である。
「ふたたび戦争の歴史になる・・」と2007年安倍一次政権から繰り返し警告してきた。
2005年に決定されたシナリオがいよいよ最終章を迎える、まさに危機的状況となってきた。
殆どの国民が知らないでいるシナリオが、しかも着々と積み上げられてきていることに気付き、そして大声上げて阻止しないと取り返しのつかないことになる。
阿鼻叫喚となる前に・・・

というのは、
アーミテージ・レポート第3弾アーミテージレポート(ブログ) のシナリオ通りに進んでいることでわかるように、アメリカ戦争屋勢力が、ニッポンの外務省と安倍政権(強力な軍事力を持つことで有利になれるという妄想・野望)を利用できるところまで最大限利用しようとしているからだ。
自分から決して先には手をださず、
ニッポンを使って事を起こそうとしている連中の 謀略 はいまだ消えていない。執念深くしかも確実に実行しようとしている。
どんなに時間がかかろうが、システマチックに動いてやり遂げる連中を甘くみたら後悔することになる。
アメリカが仕掛けてきたこれまでの謀略・戦争の数々が教えてくれている。

ふたたび戦争の歴史になる・・
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自由党(国民の生活が第一)

kokuminSeikatu_s_s.jpgkokuminSeikatu_s.jpg


Appendix

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「お気に入りの音楽」 もくじ

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※※ 納得ゆく演奏を取り上げています。高音質なスピーカーや抜けのいい開放型ヘッドフォンでどうぞ ※※

【愛聴盤】ショパン ノックターン 江崎昌子エザキマサコ
MasakoEzakiNocturnes_ss.jpg

録音は最悪で申し訳ありませんが・・・
ショパン ノクターン第20番 嬰ハ短調 「遺作」~ギオルギ・ラッザビゼ
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ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61 ~クライディ・サハチ
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アルネセン マニフィカト ~Arnesen MAGNIFICAT
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チャイコフスキー第6番"悲愴"チョン・ミョンフン
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マリ・サミュエルセン ヴィバルディ四季~夏
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八神純子 DAWN
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ブラームス交響曲第一番 スタニスラフ・フランクフルト放送交響楽団
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ベートーヴェン「月光」ネルソン・フレイレ
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ポールポッツ Paul Potts・La Prima Volta
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ユジャ・ワン グルック・メロディー(ズガンバーティ編)
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ミルシア La Vergine degli Angeli
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ミルシアMirusia ソルヴェイグの歌
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Ave Maria ミルシアMirusia
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ラブ・シュープリーム - 八神純子
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ミルシアMirusia ショパン別れの曲
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